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キウイ、あの甘酸っぱい果実、美味しいですよね。自分で育てられたら最高!って思いますけど、「全然花が咲かない」「実がつかない」なんて話、よく聞きませんか? キウイをちゃんと収穫までこぎつけるには、実は「キウイ 花 時期」をしっかり把握しておくのが最重要ミッションなんです。
キウイ 花 時期、ズバリいつ?
キウイ 花 時期、ズバリいつ?
キウイの花が咲く、あのワクワクする時期
さて、いよいよ本題。「キウイ 花 時期」って、具体的にいつなの?って話ですよね。結論から言っちゃうと、だいたい5月から6月にかけて、この時期にキウイの木は白い可愛い花をいっぱい咲かせます。
ちょうどゴールデンウィークが終わって、新緑が眩しくなってくる頃かな。場所によっては少し早かったり遅かったりするけど、だいたいこの1ヶ月の間で見頃を迎えることが多いですね。
地域や種類でちょっとズレる?
ただ、一口に「キウイ 花 時期」と言っても、日本は南北に長いから、南の方と北の方ではやっぱり時期がずれます。
暖かい地域だと5月に入ってすぐ咲き始めることもありますし、少し肌寒い地域だと6月に入ってから本格的に咲き出す、なんてことも普通にあります。
それに、キウイにも色々な品種がありますよね。「ヘイワード」とか「ゴールドキウイ」とか。品種によっても開花時期に微妙な差があったりするんですよ。だから、自分が育てているキウイの品種が何かを知っておくと、より正確なキウイ 花 時期が分かります。
- 一般的なキウイ 花 時期:5月〜6月
- 暖かい地域:5月上旬から
- 肌寒い地域:6月上旬までずれ込むことも
- 品種によっても開花時期に差がある
うちのキウイ、去年と違うんだけど?
「去年は5月半ばだったのに、今年はまだ咲かないな?」なんて経験、あるかもしれませんね。
キウイ 花 時期は、その年の気候にもかなり影響を受けます。特に春先の気温の上がり方とか、日照時間とか。暖かくなるのが早ければ開花も早まるし、なかなか気温が上がらないと遅れる傾向があります。
だから、毎年カレンダー通り!ってわけにはいかないのが、植物栽培の面白いところでもあり、ちょっと手がかかるところでもありますね。
キウイの花、オスとメスはここが違う!見分け方
キウイの花、オスとメスはここが違う!見分け方
キウイの花、オスとメスの違いはどこを見る?
さて、「キウイ 花 時期」が分かったら、次に知りたいのが「うちのキウイ、オスなの?メスなの?」ってことですよね。
だって、美味しいキウイの実がなるのは「メス」の木だけ。そして、そのメスの木に実をつけさせるためには、「オス」の木から花粉をもらって受粉させなきゃいけないんです。
だから、自分のキウイの花がオスなのかメスなのかを見分けるのは、キウイ栽培において超重要ミッション。
最初はちょっと分かりにくいかもしれませんが、見るべきポイントは一つだけ。花の中心部分に注目してください。
オス花の特徴はこれ!黄色い花粉が目印
オス花は、見てすぐ分かる特徴があります。
それは、花の中心部分に黄色い粉がいっぱい付いていること。これが花粉です。
花びらを開いて、真ん中を見てみてください。たくさんの花糸(おしべ)が放射状に伸びていて、その先端に黄色い葯(やく)がついていて、そこから黄色い花粉が噴き出ているような感じ。
触ってみると、指に黄色い粉がいっぱいつきます。これがオス花の一番分かりやすいサイン。
香りもメス花より強いことが多いですね。ブンブンとハチが集まってくるのは、たいていこのオス花の方です。
オス花の特徴 | 詳細 |
---|---|
中心部 | 黄色い花粉がたくさんある |
花糸(おしべ) | たくさんあり、葯に黄色い花粉が付いている |
香り | 比較的強い |
メス花の特徴はこれ!白い柱頭がポイント
一方、メス花はどうかというと、オス花とは全然違う顔をしています。
メス花の中心部分を見てください。黄色い花粉は全くありません。
その代わりに、白っぽい、あるいは少しクリーム色っぽい、まるで星形や放射状になった「柱頭(ちゅうとう)」と呼ばれる部分があります。
この柱頭が、オス花から運ばれてきた花粉を受け止める場所なんです。
柱頭は少しネバネバしていることもあります。これは花粉をくっつけるため。
そして、柱頭の付け根、花の中心のさらに奥の方を見てみると、少し丸く膨らんでいる部分があるのが分かりますか? これが将来キウイの実になる「子房(しぼう)」です。
オス花には、この子房がありません。ここがオスとメスを見分ける決定的な違いになります。
キウイの実を収穫するために!受粉のタイミングと方法
キウイの実を収穫するために!受粉のタイミングと方法
受粉は時間との勝負!ベストなタイミングは?
さて、オスとメスの花が見分けられるようになったら、次は「いつ」受粉させるかが超重要ミッションです。
キウイの花って、意外と咲いている期間が短いんですよ。特にメス花が、花粉を受け止められる「受粉適期」は、花が開いてからせいぜい2日くらい。
しかも、一番花粉がつきやすいのは、花が開いたその日の午前中と言われています。だから、キウイ 花 時期になったら、毎日木をチェックして、新しい花が咲いていないか見逃さないのが肝心。
「あ、咲いた!」と思ったら、その日のうちに、できれば午前中に受粉作業を済ませるのが、実をたくさんつけるための鉄則です。のんびりしてると、あっという間にチャンスは過ぎ去ってしまいますよ。
人工授粉、失敗しないやり方
自然にハチや風が受粉してくれるのが一番楽なんですが、オス木とメス木が離れていたり、ハチがあまり来なかったりすると、どうしても人工授粉の助けが必要になります。
やり方は簡単です。まず、オス花が満開になったら、その日の朝に咲いた元気な花をいくつか摘み取ります。
摘んだ花は、花びらを取り除いて、真ん中の黄色い花粉がいっぱいついた部分(おしべ)だけを集めます。これを小さな容器に入れておくといいでしょう。
で、いよいよメス花の出番です。メス花が開いたら、先ほど集めたオス花の花粉を、メス花の中心にある白っぽい柱頭に優しく「ちょんちょん」とつけていきます。
綿棒や小さな筆を使うとやりやすいですね。花粉がしっかり柱頭につくように、全ての柱頭にまんべんなくつけてあげるのがポイントです。これを、咲いたメス花全部に行います。ちょっと地道な作業ですが、このひと手間で収穫量が劇的に変わるんですから、やる価値は十分にあります。
- 人工授粉の手順:
- 1. オス花が満開になったら、朝に咲いた花を摘む
- 2. 花びらを取り除き、おしべ(花粉付き)だけを集める
- 3. メス花が開いたら、柱頭にオス花粉を優しくつける
- 4. 綿棒や筆を使うと便利
- 5. 全てのメス花に丁寧に行う
うちのキウイ、花が咲かない…よくある原因と対策は?
うちのキウイ、花が咲かない…よくある原因と対策は?
もしかしてオスとメス、片方だけ?
さて、一生懸命お世話してるのに、「うちのキウイ、花が咲かない…」ってため息ついてるあなた。
一番最初に疑ってほしいのが、これなんです。キウイって、ほとんどの品種が「雌雄異株(しゆういしゅ)」といって、オスとメスの木が別々なんですよ。
美味しい実をつけるのはメスの木だけ。でも、そのメスの木に花を咲かせて、さらに実をつけるためには、オス木の花粉が絶対必要なんです。
もし、あなたの庭にキウイが1本だけ、とか、同じ種類のキウイが複数あっても全部同じ性別だったら…残念ながら、花は咲いても実がつかないか、そもそも花の数が極端に少ない、なんてことになります。
苗を買った時にラベルを確認しましたか? オスとメスの表示がちゃんとあったはずです。もし分からなくなっちゃった場合は、次に花が咲いた時にこの記事の前の部分を参考に、オスかメスか見分けてみましょう。
まだお年頃じゃないのかも?
もう一つよくあるのが、「まだ若すぎる」パターンです。
キウイの木って、植えてすぐには花を咲かせないことが多いんです。種類にもよりますが、だいたい植え付けてから2年〜3年くらい経って、ある程度木が大きくなってから、ようやく花を咲かせ始めるのが一般的。
「うちのキウイ 花 時期になっても咲かない!」って焦る前に、まずは木がどれくらいの大きさになったか、植えてから何年経ったかを確認してみてください。
まだまだ若い木なら、今年は葉っぱを茂らせることに専念して、来年以降の開花に期待、ということもありますよ。
- キウイが花を咲かせない主な原因:
- オス木とメス木が揃っていない
- 木がまだ若すぎる(植え付けから2〜3年未満)
- 剪定の仕方が良くない
- 日当たりや栄養状態が不適切
剪定や環境が原因?
オス木もメス木もちゃんとあるし、木もある程度大きいのに、「うちのキウイ、花が咲かない…」という場合は、剪定の仕方が原因かもしれません。
キウイの花芽は、前年に伸びた枝(結果母枝)から出る新しい枝(結果枝)につきます。だから、冬の剪定でこの結果母枝を間違って切りすぎたり、花芽がつく新しい枝を夏に切りすぎたりすると、当然、花は咲きません。
また、キウイは日当たりが大好きです。一日中しっかり日が当たらない場所だと、生育が悪くなって花つきも悪くなることがあります。
肥料のやりすぎも要注意。特に窒素分が多い肥料を与えすぎると、葉っぱばかり茂って花や実がつかなくなる「つるぼけ」という状態になることがあります。バランスの取れた肥料を適切な時期に与えることが大切ですね。
キウイの花の意外な魅力と育て方のポイント
キウイの花の意外な魅力と育て方のポイント
白いだけじゃない!キウイの花のひっそりとした美しさ
「キウイ 花 時期」に注目すると、あの白い花が目に入りますよね。
遠目に見ると地味?いやいや、近くでじっくり見てみてください。
花びらは純白で、真ん中の部分はオスなら黄色、メスなら白っぽい放射状の柱頭。
シンプルだけど、どこか力強さも感じる形をしています。
特に朝露に濡れた姿なんて、なかなか絵になりますよ。
派手さはないけど、これから美味しい実をつけるぞ、っていう健気さが伝わってくるんです。
個人的には、あのフワッとした花びらの質感が好きですね。
花つきを良くするための日頃のお手入れ
キウイにたくさん花を咲かせてもらうには、「キウイ 花 時期」だけ気にしててもダメ。
一年を通して適切なお世話が必要です。
特に重要なのが、冬の剪定と夏の整枝。
花芽は前年に伸びた枝につくので、むやみにバッサリ切っちゃうと、咲くはずだった花芽までサヨナラ、なんてことに。
どの枝を残して、どの枝を切るか、キウイの木の性質を理解して剪定する必要があります。
あとは、やっぱり日当たりと水やり、そして肥料。
特に花が咲く前の春先に、バランスの取れた肥料を与えると、花つきが良くなる傾向があります。
ただし、やりすぎは禁物ですよ。特に窒素過多は「つるぼけ」の原因。
葉っぱはワサワサ茂るけど、花はさっぱり、なんて悲しい結果になります。
- 花つきを良くするポイント:
- 冬の剪定で花芽のつく枝を残す
- 夏の整枝で日当たりと風通しを確保
- 日当たりの良い場所で育てる
- 春先にバランスの良い肥料を与える(窒素過多に注意!)
- 適切な水やり
花期のトラブル?病害虫に気をつけて
「キウイ 花 時期」は、キウイの木にとって一番デリケートな時期の一つでもあります。
この時期に気をつけたいのが、病害虫の発生。
特に花や蕾を食べる害虫や、花に影響を与える病気が出ることがあります。
せっかく咲いた可愛い花が食べられちゃったり、病気でダメになっちゃったりしたら悲しいですよね。
毎日観察して、何か異変がないかチェックするのが大事です。
もし見つけたら、早めに対策を取りましょう。
予防としては、日頃から風通しを良くしておくこと。
枝が込み合っていると、病気も広がりやすくなります。
適切な剪定は、病害虫対策にも繋がるんです。
キウイ栽培、諦めずに続けてみよう
キウイの花がいつ咲くのかを知り、オスとメスの花を見分け、適切なタイミングで受粉させる。これが、あの美味しい実を収穫するための基本的な流れです。もちろん、植物相手ですから、思い通りにいかないこともあります。花が咲かなかったり、咲いても実がつかなかったり。でも、今回お話ししたポイント、特に花を見る目を養うこと、そして受粉作業を丁寧にやってみることが、成功への確実な一歩になります。すぐに結果が出なくても、株は毎年成長します。今年の経験を活かして、来年こそはたくさんのキウイを収穫できるよう、ぜひ栽培を楽しんでみてください。あなたのキウイの木が、いつかたくさんの実をつけてくれることを願っています。